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創業1905年。無添加魚肉練り製品の介護食。
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創業は1905年。国内有数の石巻魚市場を控え、季節の魚を駆使し加工品を手がけてきました。練り製品製造の歴史は60有余年となります。
 当時は、大手の協力工場として「合成添加物」「増量材」を使い放題でした。しかし、1977年に埼玉県の学校給食栄養士さんから、添加物の問題を聞き大きな衝撃を受け「無添加の練り製品」作りを決意。1977年、業界初の商品化に成功し、大きな評価を頂きました。その後、全国の生活協同組合様のもと、賛同の声とともに販売量を伸ばしてきました。  
 ところが、2011年の東日本大震災で、3工場が巨大な津波で被災。79名のスタッフは全員無事でしたが、その家族や親戚、友人が命を失うことになったのです。全国の支援を受け、2013年7月隣町の高台に新工場を作りゼロ以下から再出発して現在に至っています。  
 残念ながら、添加物に関する基礎研究デ-タも、津波で流失しましたが、新たに魚の嚥下調整食で無添加という難関に挑戦してきました。その間、数多くの他社製の嚥下調整食の試食も重ねてきましたが、大変残念なことに、本来の素材魚とはかけ離れたものでした。さらに試食中、口に入れたものの、吐き出したスタッフもいました。添加物や増量材が多用されていたからです。  
 それは、既存品に対する何か「憤り」のようなものとなり、開発スタッフのエネルギーになったかもしれません。満身創痍で事業再開し、ここまで絶対に従来品のようなものは作りたくない!苦労を重ねて添加物だらけの食品を作ることは、被災した会社として再開した意味が全くないと、開発の意義を確信しました。しかし、練り製品の延長では上手くいかない日々が続き、本来の魚に立ち返ってゼロからの出発となりました。加えて、無添加というハードルは、はるかに高いものでした。  
 開発開始から三年、多方面からのご協力頂きながら、数多くの失敗を重ね、やっと、ここに自信をもって送り出せることとなりました。キャッチフレ-ズは、攻撃的な表現で『「介護食は美味しくない」に無添加で革命を!!』としました。それだけスタッフの「熱い想い」が込もった商品だとご理解いただきたいと思います。